しぞ~か防災かるたのあそびかた

©じょんじょん
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競技の心がけ

 この「かるた」は、私たちが楽しく遊びながら、私たちの郷土である静岡の風土や自然・歴史などを学び、また、地震や台風などの災害から大切な生命を守るための心構えも身につくようにと考えて作成したものです。

 上の句(かみのく)は静岡県内・静岡市内の様々な誇りにすべき特徴を描き、下の句(しものく)では上の句の事柄に関連した防災に関する知識などを取り上げています。

 それぞれの句は、静岡県および静岡市に関係する多くの方々の専門知識や経験が生かされています。

 そんな人々の静岡への想いを感じながら、この「かるた」で遊ぶときは、勝敗だけにこだわらず、句の意味を皆で考えたりしながら、礼儀正しく正々堂々と競技をして楽しんでください。

 

競技のやり方

 この「かるた」の競技は、次のように行います。

1) 団体競技

  (3人が1組となり、2組で対戦します。)

※ 人数が多い場合・少ない場合や、ご家庭でおやりになる場合には、この他にもいろいろなやり方でお遊びください。

※ 個人競技として行うこともできます。

 

競技に必要な係員

1) 進行係 … 1名

(競技を進めていくのですが、人数が少ない場合は「読み手」が進行をかねることができます。)

2) 読み手 … 1名(読み札を読む)

3) 審判委員長 … 1名(全体を見渡す)

4) 審判員 … 各対戦(各グループ)に1名ずつ

  (競技を公平に審判するために必須!)

 

競技に用いる札

 取り札、読み札とも44枚です。

 読み札のウラには解説があります。

 

競技の準備

(ア)まず3人ずつ向かい合って横一列に並びます。この陣の幅は、1.5メートル以内とし、この幅の中に3人が適当な間をおき、両膝を揃えて座ります。(お尻は上げてもよい)

※ 長テーブル等をはさんでイスに座って行うこともできます。

(イ)進行係の合図で、真ん中にいる者が代表となってジャンケンをし、勝った者が札(ふだ)をよく切って、札を半分ずつの山に分け、前に置きます。

 ジャンケンに負けた者が先にどちらかの山を取り、勝った者は後から取ります。

(ウ)札のならべ方

 札は自陣の前に、横に11枚の列を2段ずつ、それぞれ自陣に向けて平均に並べます。

 両方の陣の間(2段と2段の間)は3センチ(畳の目3つ)あけ、各段の間及び左右の間は1センチほどあけます。札と選手の膝がしらとの間は、20センチ以上あけます。札のならべ方にいろいろと工夫を加えてもかまいません。

 ただし、3人が平等に受け持つことができるよう、かたよらないように並べること。

(エ)記憶時間

 札をならべ始めてから5分間を記憶時間とします。

 この間に取り札を記憶します。

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競技開始

(ア)記憶時間が終わると競技に入ります。

(イ)まず読み手が「空札(からふだ)」を2回読みます。空札には「よ」「きんぎょの形は静岡県  四つのプレートぎゅうぎゅうぎゅうぎゅう」の札を用います。

 2回目に読む「きんぎょの形は静岡県…」が予令(合図)になり、3回目に読む札から取りはじめます。その後は、今取った札を予令として、どの札も2回くり返して読み、最後までその形で続けます。「よ」は空札の後は通常の札として読み札にまぜます。

(ウ)競技中は勝手に札の位置を変えてはいけません。札の空いた所ができて、札の位置を変えたい時には相手の了解が必要です。

(エ)取り札が最後の2枚になったら、どちらの札が残っても、横に30センチ離してならべ、各組の代表1名ずつでこの札を争い、1枚をとった者が残りの1枚も取ります。

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採点

 採点の計算は1枚1点とし、点の多い方が勝ちとなります。

 ただし「やく札(ふだ)」として、ほ・う・さ・い(防災)の4枚がそろうと10点となります。

 同点の場合は、「よ」の取り札を取っている方が勝ちとなります。

※ 試合ごとにオリジナルやく札を決めて大逆転のチャンスを作るなど盛り上がってください!

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競技上の注意

1) 一つの句が読まれ勝負がつくごとに、各対戦(グループ)の審判は旗や手を挙げて合図をしてください。全グループの審判の手が挙がったのを確認してから次の句が読まれます。

2) 札を取る時は、押さえても、はじいても、押しても引いても、飛ばしてもよいのです。(札に指が早く触れた方が勝ちなのです。)

3) 両手を使ったり札の上にかぶさってはいけません。使わない方の手は膝から前に出さないようにし、使う手も札が読まれるまでは、膝の上に置くか、膝がしらより前に出さないように置きます。

 イスに座って行う場合も同様に、札を取る時以外は両手を膝の上に置きます。

4) お手つき

 自分の陣でも、相手の陣でも、読まれた札でない札をついたら「お手つき」として、これまで取った札の中から1枚を相手にやります。味方の3人がそれぞれ同時に「お手つき」しても、相手に渡す札は『1枚』でよいのです。

5) あいこ

 両方の手が重なったら、下の手の者が取ります。同時の時には、持ち札の者(自陣側)にゆずります。

6) 競技の始めと終わりには、お互いに「礼」をかわしましょう。

7) 相手に不満があっても、直接「言い争い」をしないで、審判を通じて堂々と意見を述べましょう。